民泊の初期投資は、「賃貸型」か「購入型」かによって大きく異なります。
【賃貸型(戸建て借上げ型)】
初期費用の目安は、以下の通りです。
- 敷金・礼金・仲介手数料:30〜60万円
- リフォーム費用(内装・外装・水回り):100〜500万円
- 家具・家電・備品一式:50〜100万円
- 民泊申請・行政対応費用:20〜35万円
この場合、年間の純利益が約200万円程度出せれば、2〜4年程度で初期投資を回収できる計算になります。たとえば、1泊あたりの単価2.5万円・稼働率65%で運用すれば、月間の手残り利益は約16万円前後が現実的な水準です。
【購入型(戸建て・区分マンション購入)】
以下は、物件購入を含めた初期投資の一例です。
- 物件取得費(地方築浅〜中程度):2,000〜5,000万円
- リフォーム費用:300〜800万円
- 家具・家電・設備一式:50〜200万円
合計:おおよそ2,350〜6,000万円。
この場合、年間の純利益が400万円前後出せれば、最短で6年程度で投資回収が可能です。たとえば、1泊あたりの単価が45,000円、稼働率が65%の場合、月の売上は90万円を超えます。そこから運営経費を差し引いて、月33万円前後の利益を残せる設計であれば、十分に現実的な収益モデルといえます。